2015/9/23、24 バトゥパハ
概要
バトゥパハの街をぶらぶらと歩く。マレーシアの田舎町、バトゥパハ。金子光晴が逗留した旧日本人クラブが、唯一、日本人には馴染みのあるものか。
街中
街中の建物は年季が入ったものばかり。どの建物も黒ずんでいて、新しい建物は少ない。背も低いものばかり。ときどき年代を記した建物を見かける。やはり年代は古く、例えば、「1939」という表記の建物がある。
地面は剥き出しのアスファルトで舗装されていて、その上を多くの車が通って行く。古い車ばかりのため排煙がひどい。歩いている人は少ないので、車中心の街なんだろう。
長距離バス停
街の風景その1
1939年に建てられた?
街の風景その2
中華系?の人の神社?
宿
全く知らない街なので、宿をどうするかドキドキする。地球の歩き方にも情報は載ってない。バトゥパハのことを書いてあるブログや本を参照すると、宿は存在するようだが、うまく見つけられるか...どんな宿が見つかるか...泊まることはできるか...不安と期待が入り交じる。
ぶらぶらと歩いていると「HOTEL 50」と書いた看板を見つける。5,6階建てで小綺麗な感じ。部屋は空いているとのこと。難なく宿を見けることができた。「50」の意味は、シングルで一泊50RMということ。分かりやすい看板に納得。シャワーは水しか出なくて、かつ、ちょろちょろとしか出ない。
50の看板
ホテルの外観
ホテルの前に池。日本人が残して行った?
旧日本人クラブ
金子光晴が滞在した旧日本人クラブに行く。金子がマレー半島を旅したのは1930年前後なので、その時から85年あまり。建物自体は残っているが、そこに日本の面影は無い。3階建ての入口のほとんどは閉ざされ、一部は地元の人の店になっている。上階は鳥の巣になっているようで、ギャアギャアと言う声がひっきり無しに聞こえてくる。
旧日本人クラブ外観
ひっそりしてます
夕食
宿の次に心配になるのは食事。口に合うものは見つかるか、上手く注文ができるか、店がそもそも存在するのか、これも旅の楽しみの1つ。幸いにして、バトゥパハの街には屋台がいくつか出ている。食べ物の絵が掲げてある屋台に入ることにする。中華系の店。米、目玉焼き、焼き肉が1つの皿に盛ってあるものを注文する。しめて5.5RM。美味しくいただく。
夕食。
屋台に座りながら。
動物
バトゥパハの街には、動物が多い。田舎街だから動物との距離が近いのか。猫、鳥、猿。夜には、大量のツバメがギャアギャアと飛んで、不気味なことこの上ない。
猫
軒下に入り込む猿
電線に留まる鳥たち
日没直後に、鳥の大群が騒ぎ出す
マラッカへ
バトゥパハに1泊した後、マラッカへ向かう。マラッカ行きのチケットを買うためにとても苦労する。チケット売り場に3回足を運んだ。1回目に行くと、「9時15分に来い」と言われ、2回目に行くと「10時15分に来い」と言われ、3回目でなんとか買うことができた。しかも、売り場の人が無愛想。とりあえず、チケットが買えて良かった。
チケット売り場
マラッカ行きのバスの中。わりと豪華なバス。
以上