2016/9/22 鹿児島、街歩き
鹿児島港からバスで天文館のあたりへ。予約していたビジネスホテルにチェックインする。予定では夜の9時に着くはずだったのが、今は16時20分。思わず時間が余ってしまった。こんなときは街歩き!天文館を中心にうろうろする。メインのアーケード街を行ったり来たり、時には横道に入ってみたり。長い通りなので一回歩いただけでは位置関係が分からない。何度も往復して、頭のなかに地図を作っていく。こういう作業がとても楽しい。商店街を離れて照國神社、西郷隆盛像のところまで行く。近くに大きな公園があり、沢山の人が遊んでいる。
夜は飲み屋で鹿児島の話を聞く。鹿児島の外から来た人は黒い車を買うと言う。だが、鹿児島の人は黒い車はあまり買わないらしい。普通、黒い車はキズが目立たないが、鹿児島では黒い車に汚れが目立つようになる。何故か?それは桜島の灰のせい。黒いボディに白い灰がかかってしまい、灰が目立って汚れたように見えてしまう。一理あってなかなか面白い。
天文館その1
天文館その2
天文館公園。
夜になってきました。
以上
2016/9/22 桜島港⇒鹿児島港、フェリー
バスが桜島港の入口に着く。建物二階の発着場で次の出向時間を確認すると、次の出向まで5分しかない。ゆっくりする暇も無くフェリーに乗り込む。
桜島を離れるにつれて、段々との桜島の全貌が見えてくる。左右対称の綺麗な山で、山頂付近には雲がかかっていて不思議な感じがする。と同時に、桜島港が近付いてきて、建物の形や港の建物が見えてくる。
15時30分桜島港発、15時45分鹿児島港着。短い時間の船旅。香港のスターフェリーに似ているかもしれない。対岸は視界に入っていて、その対岸は町になっていて。近付くにつれて向いの町の様子が見えてくる。そんな短い船旅。
フェリーに乗り込みます
桜島がだんだんと遠くなって行きます
鹿児島港
以上
2016/9/22 垂水港
13時25分、垂水港に着く。志布志からバスで2時間の道程だった。ここから鹿児島湾を渡って鹿児島市内へ行く。そのはずが、またしても旅程が狂わされてしまう。フェリーが出ていないのだ。流木が港内に流れ込んでいるらしい。港を見渡すと流木がたくさん流れていて、確かにフェリーを出せる状態じゃない。重機が出動していて撤去しているが、終わりそうに無い。出動している重機は1台だけなのに、湾内のいたるところに流木がある。困ったことになった。せっかくバスで2時間もかけてやって来たのに。次はどうすれば良いんだ。引き替えすしかないの?バスで引き替えすのも退屈だし、すっかりフェリーの気分になってしまっている。港の人に聞くと、桜島港からはフェリーが出ているらしい。お、良いかんじ。桜島行きのバスは2時40分に出るようなので、1時間ほど待てば良い。なんとなく旅は繋がるもんだ。
ただし、垂水港周辺で食べるところが無いのには困った。小一時間ある間に昼食でも、と思ったが、定食屋がない。垂水港の中にはキオスクのような小さなお店があるだけ。港を離れて少し街道の方に出るも、何もない。仕方なくドラッグストアでパンを買う。田舎にありがちな巨大なドラッグストアで、元は郊外型の電気屋かと思うくらいの大きさ。このドラッグストアは始めから目に入っていたが、ここで昼食を買うのは避けたかった。
余談だが、垂水港からは桜島が良く見えた。台風は流木を残していったが、台風一過、天気は良く、なかなか綺麗に見える。頂上の裾野に雲を従わせて、その雲のなかにぽっかりと頂き見えている。鹿児島側からの桜島は有名だろうが、この角度の桜島は珍しいのではないかと思う。
垂水港。
運行時刻表。
流木です。
回収された流木たち。
以上
2016/9/22 志布志⇒垂水港、バス
やっと志布志に着いた。宮崎駅を出たのが5時半、志布志に着いたのが11時20分だから、6時間弱時間が経っている。本当なら8時37分に着くはずだったんだけど。そして、ここから都城までバスで出て、吉都線に乗って、さらには指宿枕崎線を往復するはずだった。
嘆いていても仕方がないので次のルートを決める。まず一番簡単なのは来た列車で引き返すこと。宮崎まで帰ってから日豊本線で都城まで行く。吉都線経由で鹿児島まで行けば、夕方ごろには着くかもしれない。ただし、今乗ってきた日南線を3時間かけて引き返す形になるのでおもしろく無い。次はバスを探すこと。直通で都城まで行くバスは暫らく無いが、乗り継ぐと都城まで行けるかもしれない。列車の引き返しまで10分の猶予がある。この間にバスのルートを探ることにする。
志布志駅に隣接している観光案内所があるので、そこで都城行きのバスを尋ねる。色々と探してもらうが、結局、都城行きのバスは14時ごろまで待たなければならない事が分かった。列車で引き返すしかないか...と思っていると、案内書のお姉さんが思わぬ提案をしてくれる。「鹿児島に行くならフェリーで行けますよ」と。なんと!都城に行く事しか考えていなかったが、そんなルートがあるのか。大隅半島の東にある志布志から、西にある垂水港までバスで行くと、垂水港からフェリーで鹿児島に渡れるらしい。しかも天気が良ければ野生のイルカが見えるとか!列車で引き返すよりずっと面白そうである。ハプニングから思っても見ないルートが出てきた。垂水港行きのバスは11時37分でで後少ししか時間がない。しかもバス停は志布志駅から少し離れたところにある。お姉さんに急かされながらバス停に行く。国道沿いに小さな標識だけが立っていて、ローカルバスの感じがする。案内書のお姉さんに感謝しながらバスに乗る。
バスは田舎道を通っていく。団地、小学校前、スーパー前。地元の子供達が良く乗って来ている。男女のカップルも良く見かける。
志布志駅
車内。まだお客さんは少ないですが、この後、多くの子供達が乗ってきました。
ラーメン屋。
鹿児島湾が見えてきました。
以上