2019年末1 : 可部線
可部線は広島から北上する路線です。総延長は15.6kmとかなり短かい。乗車時間は40分ほど。どこにも接続していない盲腸線。2017年に可部駅 - あき亀山駅間(1.6km)が新しく開業しています。可部までは乗ったことがあったので、可部線に乗るのは二回目。正直に行って、1.6kmだけのために広島に行って可部線に乗るのはツライ。ただし、未乗車区間が残ると気分がスッキリしないので、乘らないわけにもいかない。乗鉄の悲しいところです。
あき亀山駅は新しかったですが、チープな感じでした。駅舎がプレハブみたいです。駅員さんは居ない。出入りは乗客まかせ。自動改札はありません。ICカードリーダーが設置されているので、カード利用者は自分でタッチします。切符の人は勝手に入るか、出る時は回収箱に切符を入れて出ます。土地が余ってたのでこれから開発するのかな?
ガンガー沿いの裏路地
バラナシのガンガー沿いはガートと呼ばれる沐浴場が連なっている。数は20ほどだろうか。有名なのは、火葬場があるマニカルニカーガート、日没後にプジャーという祈りの儀式を行っているダシュワメードガートだろうか。そんなガートから一歩入ってみると、入り組んだ裏路地が広がっている。人が二人並んで歩ける程度の道幅で、道も複雑。一回迷いこんでしまうと出るのが大変。ガンガーの方角は分かっているのだが、行き止まりや、グネグネした道になっていて、川岸に辿り着かないのだ。ここでは人に道を聞きまくるのが大切。「ガンガー?」と聞くだけで相手は察してくれて、指差しで行くべき方向を教えてくれる。
また、牛に出くわす時もある。道幅があればスイと追い越せば良い。ただ、道幅のせいで追い越すに追い越せない場合もあり、その場合は、牛が進むのをじっくりと待つ他ない。また、バイクが通っていくこともある。原付バイクではなくて大型バイクが小径をスイスイと走っていったりする。しかもサンダル履きで。日本人も顔負けな器用さである。バイクが通って行く場合は素直に道を譲る。器用なんだけど、歩いている人に気を使うという感覚がないから、危なっかしい。
一応、メインの通りみたいなものがあって、そこには楽器屋やラッシー屋、シルク屋などが並んでいる。
そんな裏路地をぶらぶらと歩くのが楽しい。頭の中に地図を作りながら歩く。ここは行き止まり、ここはさっき通った...そんな事を考える。目に入ってくる景色は無限大で同じものが無い。牛や人との出会いもある。疲れたらお店で休憩しても良い。
バラナシで有名なのはガンガーだが、一歩入った裏路地もかなりオススメです。
裏路地その1
裏路地その2
裏路地その3
裏路地その4
以上
石見川本
石見川本駅は三江線の途中にある駅で、江津から三次に向かって進んで、1時間ほどのところにある。三次側からアプローチすると2時間ほどかかる。
三次駅から三江線に乗る場合、一番のりやすい列車は、9:57分に三次を発車する列車だ。これより前は5:46分発の列車しかない。始発が5:46分で、その次が9:57分なのだ。5:46分発に乗るためには、かなりの早起きをしないといけない。また、外はまだ暗く、景色を楽しむことができない。冬だとなおさら日が登るのが遅いので、真っ暗闇の中を進む三江線に乗りことになり、なんだか虚しい。ちなみに、9:57分より後にしようとすると、16:56分発になってしまう。江津に着くのはなんと21:16分。こんどは列車の後半で日が落ちてしまい、江津に着くころには真っ暗である。
実は9:57分発の次には、14:15分発の列車がある。しかし、この列車は口羽止まりで江津まで行かない。接続の列車が無いため、結局は江津を16:56分に出発する列車に乗ることになる。と言うわけで、三次から三江線に乗る人はたいてい9:57分の列車に乗る。
この場合、途中の石見川本という駅で1時間30分ほど停車時間がある。時刻表的には、列車番号が変わる。9:57分三次発、12:09石見川本着の列車番号が424D、13:43石見川本発、14:49分江津着の列車番号が426Dである。ダイアグラム上、別扱いなのだ。
さて、この石見川本駅での1時間30分ほどの待ち時間。町の人たちがおもてなしをしてくれる。まずは、列車が到着すると駅のホームで神楽の演舞。大蛇(ヤマタノオロチだろう)が剣を持った人(ヤマトタケルノミコトだろう)に打ち取られる場面を見せてくれる。太鼓などの鳴り物もあり。
駅前には簡単な休憩所。町興しの人たちがお茶などを出してくれる。中には三江線の写真集やパンフレット、ポスターなどが飾られていて、販売もしている。
お昼時なので定食屋も営業中。洋食、和食、カフェなど。数は多くないが、食べるところには困らない。
また、散歩するも良し。散歩コースを書いた地図をくれる。
散歩のする場所でもっともオススメなのは堤防の上を歩くこと!町のすぐそばを流れている江の川、川本町、山、空、線路を一望することができる。こんな大自然の中に町がぽつんとある不思議。そこで生活をしている人たちがいることの凄さ。自分のちっぽけさ。脳が刺激されて色んなことが思い浮かぶ。
三江線に乗る人はぜひこの町を楽しんで欲しい。
堤防より
以上
インド鉄道、荷物、布団
インドの鉄道はとにかく人が多い。ある時間帯だけ人が多いというのは何となく分かる。例えば、朝とか夕方だけとか。ただ、深夜まで人でごった返しているのはどういうこと?そして、抱える荷物の多さ。とにかく大きな荷物を抱えている。深夜に大荷物を抱えてどこに行く?また、色んな種類の人たちがいる。英語がペラペラな子供たち(きっと裕福な家庭なんだろう)、とても肥え太ってたご夫人、ジーンズを履いた男性、乞食、モンゴルの仏教徒集団...。
そんな彼ら彼女らが大荷物を抱える理由が少し分かった気がする。バラナシ駅でのこと。17時出発予定の列車は予定どおり出発すること無く、そのまま駅で夜を過ごすことになった。季節は12月の下旬、夜は寒い。日が落ちてしばらくの間は耐えられるが、夜が更けてくるとかなりツライ。当然、防寒具が必要になってくる。厚手のコートが欲しいし、毛布も欲しい、いや、布団があったら最高だ。予定の列車が来るまでにはあと5、6時間もあるのだから。そんな時に気付く。インドの人たちは布団や防寒具を持ち込んでいるんじゃないか?待合室を出て駅のエントランスを偵察してみる。やっぱり布団を敷いて寝ているではないか!きっと、インドの人たちの大荷物は布団や防寒具だったのだ。それが全てでは無いだろうけど、きっと荷物の一部を占めている事だろう。
立って列車を待ってます。
段々寝ころがり出しました。
ついには布団だらけになりました。
以上
高速バス
最近、バスを良く使います。列車では間に合わないところが、バスを使うと間に合ったりします。列車では終電が早くに出てしまって間に合わなかったり、乗り継ぎのタイミングが合わなかったりするところを、バスを検討してみると、思わず間が埋まったりします。
今回は新大阪と三次を往復する高速バスに乗りました。そこで気づいたこと。それは、バスの風景は列車とは全く違うと言うこと。特に、街を見る視点が違う。列車の場合は街を平行に見ることが多い。これは恐らく、列車が街中を通っているためだと思います。一方、バスからは街を遠くに見ることが多い。ここでバスと言っているのは今回乗った高速バスのこと。高速道路は街から遠いところ、また、山の側を通していることが多い。だから、街が遠くに見えるのだと思う。さらに、山のアップダウンに対して道なりに道路を作っていることが多い。なので、街を見下ろす視点にもなる。列車の場合、山を通るときは谷底を通るか、外周をぐるぐる回っていくかたちになるので、街を見下ろす視点にはなりにくい。こうして見ると、移動手段にもそれぞれ味があって良いものです。
以上
バラナシ駅のチケットオフィス
バラナシ駅のチケットオフィスの場所を紹介します。
インドの鉄道で困るポイントと言えば、遅延する、チケットの取り方が分からない、空いている席がW/Lしかない、席を乗っ取られる、などなど色々ありますが、ここでは、バラナシ駅のチケットオフィスの場所を紹介します。
インド鉄道のチケットは駅では売っていません(少なくとも、ハウラー駅およびバラナシ駅では)。駅には、列車の案内所はあるもののチケットの取り扱いはしていません。別途、チケットを売っている専用のオフィスに行って、そちらで取る必要があります。
バラナシ駅のチケットオフィスは、駅のすぐそばにあります。ハウラー駅の場合、フーグリー河の対岸にオフィスがあり、行くのが面倒ですが、バラナシ駅は駅のすぐそばにオフィスがあるので楽ちんです。
バラナシ駅に向かって左手側、オレンジと白が斑模様になった建物がチケットオフィスです。
私が行った時は門扉が閉まっていましたが、左側に通り抜けの通路がありますので、門扉を通ることなく、敷地の中に入れました。
建物の中は、インド人向けの売り場と外国人向けの売り場が分けられており、外国人は、向かって左側、白い仕切りで囲まれたところでチケットが買えます。仕切りの中には英語がペラペラの兄ちゃんがいて、パソコンを叩きながらチケットの有無を調べて、チケットを発券してくれます。希望のチケットが売り切れていたりW/Lだったりすると、相談にものってくれます。
なお、オフィスの場所は、駅のツーリストインフォメーションでも教えてくれるので、そちらで聞いた情報と照らし合わせるとより確実にオフィスに辿りつけると思います。
それでは、良い旅を送って下さい。
以上