ガンガー沿いの裏路地
バラナシのガンガー沿いはガートと呼ばれる沐浴場が連なっている。数は20ほどだろうか。有名なのは、火葬場があるマニカルニカーガート、日没後にプジャーという祈りの儀式を行っているダシュワメードガートだろうか。そんなガートから一歩入ってみると、入り組んだ裏路地が広がっている。人が二人並んで歩ける程度の道幅で、道も複雑。一回迷いこんでしまうと出るのが大変。ガンガーの方角は分かっているのだが、行き止まりや、グネグネした道になっていて、川岸に辿り着かないのだ。ここでは人に道を聞きまくるのが大切。「ガンガー?」と聞くだけで相手は察してくれて、指差しで行くべき方向を教えてくれる。
また、牛に出くわす時もある。道幅があればスイと追い越せば良い。ただ、道幅のせいで追い越すに追い越せない場合もあり、その場合は、牛が進むのをじっくりと待つ他ない。また、バイクが通っていくこともある。原付バイクではなくて大型バイクが小径をスイスイと走っていったりする。しかもサンダル履きで。日本人も顔負けな器用さである。バイクが通って行く場合は素直に道を譲る。器用なんだけど、歩いている人に気を使うという感覚がないから、危なっかしい。
一応、メインの通りみたいなものがあって、そこには楽器屋やラッシー屋、シルク屋などが並んでいる。
そんな裏路地をぶらぶらと歩くのが楽しい。頭の中に地図を作りながら歩く。ここは行き止まり、ここはさっき通った...そんな事を考える。目に入ってくる景色は無限大で同じものが無い。牛や人との出会いもある。疲れたらお店で休憩しても良い。
バラナシで有名なのはガンガーだが、一歩入った裏路地もかなりオススメです。
裏路地その1
裏路地その2
裏路地その3
裏路地その4
以上