住所不定

旅の記録を写真と共に残していきます。

2019年末8 : 佐賀~唐津~西唐津~唐津

唐津線に乗ります。

 

唐津佐賀県の北部、海沿いにありまして、唐津湾に面しています。その唐津湾は玄界灘のエリアに位置し、近くにはイカで有名な呼子があります。一方、佐賀は佐賀県の南側、有明海に面していて、佐賀平野に位置しています。この二つの街のあいだは山深いエリアで、人が交流するのは難しそうです。文化圏としては違っているんじゃないでしょうか。

その二つの街を結ぶ唐津線は山の中を通っていきます。日本のローカル線で良くある、平野⇒山⇒平野というルートですね。

そして、唐津線は、厳密には唐津駅から一駅だけ海側に伸びていまして西唐津駅というところまで唐津線です。5分くらいの短かい路線です。唐津駅西唐津駅を往復する必要があるのですが、同じルートを2度通るのは面白くありません。ということで、列車で西唐津駅に行って、帰りは歩きにしました。列車に乗るついでに街ぶらができるのはとても良いですね。街の様子は言うと、さびれた地方都市という感じ。2車線の国道沿いに一軒家が連らなって建っています。ときどきスーパーとか商店が現われる。唐津駅の近くにはお堀に囲まれた市役所がありました。旧唐津城の場所をそのまま市役所にしたんでしょう。

さて、唐津駅に戻ってきて次は伊万里線で伊万里を目指します。

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2019年末7 : 佐賀~諫早~長崎~諫早~早岐~佐賀

乗鉄の朝は早い。

 

始発で長崎を目指します!5:34分に佐賀を出発する列車に乗ります。そのために5:20頃には駅に着いていたのですが...まだ駅が空いていませんでした。悲しい。ちょっと寒いし。オールで遊んでいた若者たちも駅前で待っています。カッチリしたスーツの男性や華やかな女性もいたので、結婚式の二次会、三次会とかかもしれません。駅前で待つこと10分。5:30に駅が開きました。そして、ホームに登るも、まだ列車は入線していませんでした。数分待つと、ゴーッという音と共に列車が来ました。乗り込むと、社内はまだ暖かくなっていません。南国仕様(?)の列車なので密封性が悪く、ドアが開くと風がビュンビュン入ってきます。朝一の列車のため、乗り込む人は少ない。そのせいもあってか、列車に乗り続けても暖かくなりません。念のために持ってきたマフラーを巻いてなんとか寒さをしのぎつつ、列車に乗ること2時間半。長崎駅に着きました。

 

ところで、長崎~諫早間は新線と旧線の2ルートがあります。新線はトンネルを通る電化ルートで、旧線は大村湾沿いに進む非電化ルート。明治時代に長崎本線が開業したときは旧線ルートでしたが、新線が1972年に開通したようです。

 

佐賀から長崎に行くときは新線と呼ばれるルートでしたが、引き返すときは旧線ルートを通って諫早に向います。どちらの路線にも効率良く乗れる日程を組みました。すると、長崎に滞在する時間は6分になってしまいました。このあたりも乗鉄の悲しいところ。

 

旧線ルートで諫早に戻った後は大村線経由で早岐まで。大村湾はのどかな海でした。ところどころに船が係留されていて、生活の手段として船が使われていそう。日本にもまだこんな景色があります。都会に住んでいると忘れてしまいがちです。

 

早岐でルートは分岐して、1つは佐世保方面、2つは佐賀方面。佐世保までは乗ったことがあるので今回はパスして佐賀まで戻ります。11:44に佐賀に戻ってきて一周が完成。6時間をかけて出発地点に戻ってきました。何しているんですかねぇ、自分。

 

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2019年末6 : 佐賀

佐賀の街をぶらぶらします。

 

佐賀に着いたのは17時半ごろ。駅に貼ってあるポスターを何となく眺めていると、ゾンビランドサガのイベント展示のポスターがありました!ゾンビランドサガというのは佐賀を舞台にしたアニメ。 私は初めの2話くらいを見て挫折しましたが界隈では盛り上がってましたね。ゾンビになった女の子がアイドル活動をします、確か。それくらいの知識しかありませんが、イベント会場である佐賀県庁はホテルから歩いていけそうなので街ぶらを行う目標としては良さそうです。

 

夕食に豚骨ラーメンを食べてから佐賀県庁に向います。イルミネーションが施された大通りを真っ直ぐ南に下ります。まねきねこ(カラオケ屋)や飲み屋、銀行なんかが通り沿いにあります。人通りは少ない。年末ですし、夜ですし、みんな家の中に居るんですかね。10分ほど歩くとお堀が見えてきて、向こう側に県庁の建物が見えて来ます。これは...昔のお城のエリアに県庁とか行政機能を集約したタイプの街ですかね。暗くて県庁の建物しか分かりませんが、市役所なんかも近くにあるのかな?イベントは県庁の最上階、展望フロアで実施していました。建物自体はその階を除いて真っ暗でした。業務時間外なので当然ですね。

 

イベント自体は軽い感じで良かったですね!プロジェクションマッピングとムービー鑑賞を楽しめて500円です。展望フロアの窓にマッピングを行なっていました。ゾンビのキャラクターが投影されていて、キャラの周辺を何回か触るとアイドルの衣装に変わります。プロジェクタ以外の装置は見付けられませんでした。不思議!あとは10分ほどのムービー。これも窓に投影されています。新作ムービー?既存の切り貼り?ちょっと分かりませんが、アニメーションが楽しめます。

街興しのイベントとしては面白い試みだと思いました。県庁としては場所代は発生しませんので、プロダクトのコストと人件費が500円/人で賄えれば良いのでしょう。儲からなくても良くて、お金が回ることが大事なんでしょうね。

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2019年末5 :原田~久留米~日田~久留米~鳥栖~佐賀

久大本線の久留米~夜明間を乗りに行きます。

 

久大本線は久留米と大分を結ぶ路線です。九州の北部を東西に貫いており、温泉で有名な湯布院が途中にあります。日田彦山線が北側から夜明駅に接続しており、以前はこちらからアプローチして夜明から大分まで東方面に抜けました。よって、西方面にある久留米から夜明までは未乗車区間となっていましたので、今回、この区間だけを乗りました。なお、折り返し駅が日田駅なので夜明を突き抜けて日田駅まで行って、久留米に折り返します。

 

久留米からしばらくは平野が続きますが、夜明を過ぎると山になり、日田で少し開けたところに出ます。すぐに折り返すので駅前をぶらぶらする時間はありませんでした。残念。

 

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久留米に戻ってきて佐賀に向います。久留米から鹿児島本線を10分ほど北上して鳥栖へ。鳥栖から長崎本線に乗り換えをして佐賀を目指します。30分ほど列車に乗ると佐賀駅に到着。この間には遺跡で有名な吉野ヶ里があります。なお、久留米、鳥栖、佐賀のあたりは筑後川下流にあたり平野を形成しているので、人と家が多いです。鳥栖からの列車は満席でした。佐賀の宿にチェックインして夕食とか街ぶらとかをします。

 

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2019年末4 : 筑豊本線 若松~折尾~桂川~原田

目当ての筑豊本線に乗ります!

 

若松駅は海側にあるので石炭を卸す駅。ここから石炭を掘り出す山の方に向かいます。しかし、その前に鹿児島本線と交わる重要な駅があります。それは折尾駅です。筑豊本線のホームと鹿児島本線のホームが離れたところにあります。また、駅舎は改装中ということで、これから駅の構造が若干変わってくるようです。私は詳しくないので、興味がある方は駅舎の成り立ちとか詳しいレポはWikipediaとかyoutubeとかを見てください。

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桂川にやって来ました。ここから先、桂川~原田は列車の本数がとても少なくなります。非電化区間ですし、使っている列車も古い。筑豊本線自体はこの桂川~原田なのですが、多くの列車は博多方面に向います。原田の方に進むと鳥栖や久留米に出ることができます。どちらのほうが重要かは明らかですね... そして、私、実は桂川駅に来るのは2回目です!前回は博多の方に向いました。駅併設の売店が特徴的だったので、なんとなく覚えていました。

 

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山の間を走って列車は終点の原田駅に着きました。ここでの待遇もひどい。ホームの隅っこに列車は停車します。

これにて筑豊本線はおしまい。ここからは、久留米まで行って久大本線に乗ります。ただし、大分までは行かず途中の日田駅で引き返します。

 

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2019年末3 : 小倉~若松

前回の続きです。

 

11:01に小倉に着いて、11:57若松駅発の列車に乗る必要があります。小倉から若松までは、列車で行くと1時間くらい必要です。これは列車が大きく迂回をしているためです。実は、小倉と若松の直線距離は長くない。小倉と若松の間に水運が走っているため、列車は大きく迂回をする必要があるのです。

「この間をバスで行けたら11:57に間に合うのでは?」

そう思って調べてみると、バスがありました!小倉駅前を11:07に出るバスに乗ると、11:37に若松駅に到着できます。ただし乗り継ぎ時間が6分しかない...。バス停を見つけられないとバスに乗れないかもしれません。小倉に向かう新幹線の中で駅前の地図を確認。すると、駅前ではなく少し離れた大通りをバスが通るようです。

 

小倉に着いた後は走ってバス停へ。改札を抜けて、駅前を通り、モノレールを見上げながら大通りを目指します。大通りにぶちあたってバス停を探すも中々みつからない。通り沿いに少し歩くと、大きなショッピングモールの前にバス停がありました!バスはまだ来ていない。待つこと数分。お目当てのバスがやって来て搭乗。バスは列車の線路沿いをしばらく走ります。そして、途中から分かれて若松の方面へ向う。運河を渡る橋を越えて左に曲ると若松駅に着きました。列車の発車までに時間があったので、駅の中にあるうどん屋かしわうどんを食べました。

 

 

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2019年末2 : 筑豊本線

今回は筑豊本線の話です。

 

広島にある可部線に乗ったあとは九州の小倉に向います。ローカル線は青春18切符を使って移動するのですが、広島ー小倉間は新幹線で移動します。さくらの4列シートに乗りました。高級感があって良いですね!のぞみとあまり料金が変わらないのも嬉しい。

 

筑豊本線若松駅原田駅を結ぶ線路です。昔は石炭を運ぶ列車がたくさん通っていたらしいですが、今はすべて廃止されています。若松駅原田駅の間には大きく2つのポイントがあって、それは折尾駅桂川駅です。

折尾駅鹿児島本線と接続しています。ここを通る鹿児島本線は、小倉と博多を結んでいる路線です。乗客数が多いメインの路線と言えるでしょう。

桂川駅からは路線が2つに分かれて、1つは博多に向う路線、1つは原田に向う路線です。桂川ー原田が筑豊本線の本来の路線なのですが、今は廃れていてものすごく本数が少ないです。なんと一日に8本しか列車は走っていません。10時代の列車を逃すと後は14時代(平日ダイヤ。休日は13時代に一本ある)まで待つ必要があります。一方、桂川ー博多は本数が多い。一時間に4本くらい列車が来ます。

 

今回、桂川ー原田に何時に乗るかを考えて、その時間から逆算して予定を立てました。桂川13:22発の列車に乗るとして、そのためには、若松11:57発の列車に乗る必要があります。その列車は13:11分に桂川に到着するので。

朝から可部線を往復したあとに広島から乗った新幹線は9:53発。11:01に小倉に着きます。このまま列車を乗り継ぐと若松に着くのは12:14...全然ダメやん!事前のメモを見ると折尾駅に、11:30に到着できることになってるんですが、改めて調べてみると全く間に合わない。このまま行くと桂川での乗り継ぎが悪くなってしまう。下手をすると2時間くらい待つ破目になる。なんとか若松11:57発の列車に乗れる方法を考える必要があります。

 

次回につづく

 

補記.

昨日のブログのタイトルを変更しました。2019年末を付けて通しで見れるようにしました。