住所不定

旅の記録を写真と共に残していきます。

2019年末東北その4: 盛⇒気仙沼

盛と気仙沼の間はBRT区間です。東日本大震災で路線は流されてしまいました。線路が敷設されるまでの間(※)、利用者の便をはかるために、同区間はバスで代替運行されています。Bus Rapid Transit の略です。これが乗っていて不思議な感じがするのです。バス専用の道路が敷設されいて、その上を専用の赤いバスが走ります。バス停も赤い色を貴重としています。イメージカラーが赤なんですかね。列車の線路のように一般道と交わるところには踏切があり、バスが通るときには踏切が降ります。時間通りに運行できる工夫がされているのですね。一車線分しか道路幅がないのですが、ときおり膨らみがあり、バスの対向車が行き来します。JRの正規区間なので青春18切符で乗ることができます。列車の切符でバスに乗るなんてやっぱり不思議な感覚ですねー。

※線路が敷設されるまでの間と書きましたが、廃線が決まっていますので、鉄道としての復活はありません。

 

なお、途中からは一般道に合流します。津波に洗われた小学校や道の駅の側を通っていく。未整備区間が多く、復興途中だと感じます。

 

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2019年末東北その3:釜石⇒盛

釜石で三陸鉄道に乗り換えます。2011年の東日本大震災で路線の大部分が流されてしまいましたが、今は復興して、全線開通しています。私は以前、三陸鉄道に乗っています。その時は釜石より北にある、久慈ー宮古間に乗りました。復興途中というタイミングで、津波に表われた車両がポツンと放置されていたのを思い出します。なお、2019年10月に来た台風19号の影響で、この時は一部区間が運休していました。ただ、釜石ー盛の間は問題なく運行していました。

 

ところで、釜石は日本の近代製鉄業発祥の地らしいです。知らなかった・・・。今でも新日本製鐵の製鉄所があります。時間があれば歴史探訪をしたいですが、寝坊のせいもあって先を急がなければなりません。ということで、1,100円を払って三陸鉄道に乗り、終点の盛駅を目指します。

そういえば、途中の駅に鉄道男子の作り物がありました。作り物のまわりには願いを書いた貝が沢山ぶらさがってました。

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2019年末東北その2: 花巻⇒釜石

前日の夜はラーメンでした。コッテリ目のスープにもやしがたっぷり、そして、大きな焼豚が乗っていました。ゴキゲンになり、コンビニでビールを買ってホテルの部屋で飲みました。寝ました。

そして見事に、寝坊した!6:45 花巻発 釜石行きの列車に乗るはずだったんですけどねぇ...。とにかく寝坊したものは仕方がない。悔やんでも時間は帰ってきません。気を取りなおして予定を組み直す。どうやら、大船渡線気仙沼線には乗れそうです。ただし、一部のBRT区間を諦めなければなりません。とりあえず列車区間だけでも乗れそうなので良しとしましょう。

 

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2019年末東北その1: 伊丹⇒仙台⇒花巻

二泊三日で東北行きです!

三陸方面をメインに攻めます。

東北の真ん中と三陸を東西に結ぶ路線にも乗ってきます。

釜石線大船渡線なんですけど、上手い表現ないですかね?

 

初日は移動日ということで、伊丹から出発、仙台空港に着いて、最終は花巻まで行きます。

飛行機を使うと伊丹から仙台まで1時間10分です。速いですねー。しかも安い!往復で1万五千円でした。

 

仙台空港からは鉄道を使います。まずは仙台まで出ますが青春18切符で移動する場合は注意が必要です。仙台空港ー名取ー仙台という順番に駅があるのですが、仙台空港ー名取間はJRではないので青春18切符の範囲外です。運賃420円を払う必要があります。なお、相互乗り入れをしているので列車を乗り換える必要はありません。ですので、改札を通らずに花巻まで行けてしまいます。しかしそうすると、花巻で18切符に消印を押してもらうことになり、後から見たときにルートが分からなくなってしまいます。ということで、私は仙台駅で消印を押してもらいました。

 

なお、仙台空港から花巻までは、在来線を使って4時間くらいです。 時間がない人は新幹線でどうぞ。ただし、新幹線の駅である新花巻駅釜石線にありますので注意が必要です。

 

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2019年末11: 博多~博多南

今回で2019年末の九州旅は終了です!最後を飾るのは博多南線。博多から一駅だけ伸びている支線です。

 

この路線の不思議なところは新幹線でありながら在来線扱いという点です。新幹線と在来線は法律で明確に区別されており、この路線は新幹線車両は走るし、路線は新幹線専用、さらには、博多駅の新幹線ホームを起点に離発着しているのですが、この路線は在来線扱いなのです。博多南駅は新幹線の車庫があり元々は旅客駅ではなかったのですが、地元の方の強い要望により駅が開業しました。このような経緯があるので博多ー博多南間は在来線扱いなのです。ただし、列車は特急扱いなので特急料金を払う必要があります。運賃は200円、特急料金100円です。とても安いですね!

 

この区間、一駅だけなのですが実はかなりの距離を進みます。乗車時間は10分ほど。走行時間にして10分。営業キロは8.5km。8.5kmと言うと、徒歩にして110分、東京駅から荻窪駅までの距離(直線)に相当します。バスで博多まで出ようとすると1時間近くかかるのだとか。地元の人が必要としたのが分かりますね。

 

駅の周辺は真っ暗で大きな商業施設や団地は見あたりませんでした。バスターミナルとは隣接していたかな。列車の乗車率は50%くらいだったのでそこそこの人が住んでいる気はします。博多まで10分300円で行けるなんてとても便利な場所だと思いますし。

 

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2019年末10: 唐津~福岡

今回は筑肥線です!

 

伊万里から唐津に戻ってきて時刻は夕方。

唐津から博多に向かう筑肥線の列車には、多くの若者と外国人が乗っていたように思います。外国人が唐津のような田舎に来るのは意外でした。しかも欧米系の外国人。そういえば、唐津駅のあたりを歩いていた時も二人組の金髪外国人とすれ違いましたね。沢山の外国人が訪れている訳ではないと思いますが、ある程度は知られている場所なんでしょう。唐津線は博多まで伸びていて、博多からは福岡空港に接続しています。外国人が使うには便利な路線と言えるでしょう。

唐津を発車して暫くするとさらに混んできて乗車率は100%ほどに。今までのローカル線とは比べものにならないくらい人がいます。途中で地下鉄に接続しまして終点の福岡に到着。実は、姪浜から福岡までは福岡市営地下鉄の路線になります。直通でJRと接続運行しています。青春18切符でこの路線を乗る場合は料金を払う必要があるので注意が必要です。料金は300円です。

 

 

2019年末9 : 唐津~伊万里~唐津

伊万里線です。

 

伊万里は焼き物で有名ですね。先を急ぐ列車旅なので焼き物を楽しむ時間はありませんでしたが...。伊万里唐津と同じく佐賀県北部の都市です。位置的には唐津よりは西側。玄界灘のエリアに位置しています。二つの港湾都市を結ぶ伊万里線ですが、路線は山の中を通っています。トンネルが多くて集落が無いエリアを進んだりします。

伊万里線は盲腸線なので列車だと同じルートで唐津に戻ることになります。伊万里からは松浦鉄道という私鉄に乗り換えて佐世保まで行けますが、今回は唐津から福岡までの路線に乗る必要があるので、乗る事ができません。残念ですが、次回また来た時のお楽しみに取っておきましょう。

で、戻るルートなのですが、バスを選択しました。乗り継ぎがスムーズなのと鉄道と違う景色を楽しめるのが理由です。値段は1,050円ほど。高速バスではなくて下道を通るバスです。バスは集落を結んで進んでいくので鉄道より人の雰囲気が感じられます。鉄道の場合は、唐津伊万里など都市の周辺は人が多いのですがそこから離れると人が少なくなって、さらに、集落と離れた山の中を進んだりするのであまり人の気配を感じなかった。バスに乗っていて、民家がポツンポツンと建っているエリアで学生さんが降りたりすると、田舎で人が生活している様を想像してしまいますね。家の中はどんな様子なんだろう?娯楽は?友人は?今後の進路は?などなど...。ちなみに、伊万里から唐津まで50分ほど乗ったのですが、常時2,3人ほどしかいませんでした。

 

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